たまには長文を書く

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これが私の天体観測/石原夏織 LIVE 2022「Starcast」-Vega- -Altair- 感想

2021年3月12日開催 石原夏織 LIVE 2022「Starcast」-Vega-

2021年3月27日開催 石原夏織 LIVE 2022「Starcast」-Altair-

の感想をざっくり箇条書きチックにまとめたものです。

 

間違っていたり妄想が大いに含まれていてもいい方はぜひお読みください。

 

 

 

映像1:開幕(モノローグ)

・当初から聞いていたとおりストーリー仕立て。これから出会う2人それぞれの気持ちを感じさせるモノローグがVegaイメージ「女性らしさ」の夏織ちゃんとAltairイメージ「男性らしさ」の夏織ちゃんを背景に紡がれていく。

・Vegaの夏織ちゃん、個人的にめちゃくちゃ好み。白の衣装がウエディングドレスみたいで綺麗で、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」とは正にこのこと…。Altairのそれとは違った「凛」としたオーラが目を引いてずっと見ていたくなる。

・ライブタイトルを読むとき、Vegaは落ち着いた声色で、Altairは明るい上向きな声色で違いが出ていて、Altair昼公演で聞いたときは「VegaじゃなくてAltairが始まる」と改めて気持ちがライブに向いた。

 

 

M1-1:Orenge Note(Vega昼夜のみ)

・『「Starcast –Vega-」1曲目は何でしょう?キャンペーン』でのヒント「女の子らしい曲」ということで、文句なしの選曲。会いたい女の子の気持ちを歌ったかわいい曲が夏織ちゃんの楽しそうな顔も合わさって素敵な始まり。

・Orenge Noteのとき照明がオレンジ色なのはもちろん、その照明にオレンジを輪切りにしたような模様が入ってるのは毎回見ていて楽しい。

 

M1-2:Diorama-Drama(Altair昼夜のみ)

・対してAltairは力強い始まり。個人的には2nd LIVE「MAKE SMILE」で『強い女性』というイメージがあったので驚き。ただ、夏織ちゃんが歌っているから『強い女性』のイメージがあるだけで歌詞を眺めれば「男性らしさ」を歌っているのかな…と改めて思った。

・Altairのモノローグで流星群の写真がうまく撮れなかったようなことを言っていたのでそのへんの繋がりもある…のかもしれない。

・イントロでVJが消えたあとセットが上がって夏織ちゃんが登場するところ、檻から出てくる感じでなんかかっこよかった。

 

 

M2-1:フィービー・フィービー(Vega昼夜のみ)

・Orenge Noteから続いて盛り上がる選曲、前回のライブで振り付け動画を公開していたので振りを真似する観客も結構いた。1席空けなのでそれなりに思い思いに動けるのは楽しい。

・夏織ちゃんが自分のこと抱きしめる振り付けめちゃめちゃ好き。

 

M2-2:Against.(Altair昼夜のみ)

・Diorama-DramaからのAgainst.、この彦星どんな生涯を送ってるのか心配。社畜かな…。

・VJの色が「左:青右:赤」だったので後ろからなんとなく客席の色がそれに合わせて若干偏ったように見えた。個人的には好きな色を振ればいいと思います。赤と青で二刀流の人もいますし。

 

 

ダンサータイム

・ダンサー紹介 → ペンライトを使ったコールアンドレスポンス。夏織ちゃんがペンライトの色を指定してみんなで振る。Vegaではゆっくりめだったものの、味を占めた夏織ちゃんがAltairでは倍速で振っていて楽しそうな顔をしていた。

Vegaではピンクに、Altairでは赤に揃えてから次の曲へ。

 

 

M3-1:ポペラ・ホリカ(Vega昼夜のみ)

・個人的に夏織ちゃんのピンク曲代表と言えばこの曲。ここまでの3曲、織姫の幸せガール感すごくて曲も楽しくて掴みとしてバッチリ。

客席全員跳んでて楽しい(主語がでかい)

 

M3-2:Singularity Point(Altair昼夜のみ)

・「また特殊イントロ作ったのか!!」って叫びそうになった(褒めてる)。最初の2曲でぐにょぐにょ立ち止まってた彦星がやっと歩き始めた感じがある。

・多分10万人に1人くらいにしか通じないと思うんですけど、2番サビ終わってからのVJで赤い球体が上から落ちてきて「テイルズのラスト・ヴァニッシャー(全員のHP1にする呪文)みた~い」と思ってた。演出としてはめちゃくちゃに圧迫感と緊張感が出ててだいぶ好き。

 

 

M4:わざと触れた。(全公演共通)

・歌い出しの声がとても自然な発声で、個人的には元の音源より気持ちよく耳に入った。夏織ちゃんの声と表情がころころ変わって見て聴いて楽しい曲に仕上がっていた。

・後ろ側のセットでダンサー2人が曲に合わせてお芝居(曰くコンテンポラリーダンスらしいですね)をやっていたのも微笑ましかった。広いステージに夏織ちゃんが1人だと寂しい感じがするが、ダンサーズ2人がいることでステージ全体を使った演出になっていて見ごたえがあったのが良かった。

・サビ後半の「足音だけが鳴り響く~…」のところで夏織ちゃんが足でステップの振り付けをしているところをカメラマンさんが撮影してVJに映していて「分かってるね~~~巧い!」と感心した、足元って意外と見えないので。

・夏織ちゃんが客席のいろんなところに好きの矢印を飛ばしていて打ち抜かれた人も多かった様子。

 

 

M5:Plastic Smile(全公演共通)

・しっかりセットリストに入ったのは初めてなものの、非常に収まりのいいところに気持ちよく入ってきた印象。この曲はマイクを持ちながら夏織ダンサーズ1人と普通に踊ってて「普通にすげ~~」と眺めていた、特に腕を斜めに上げた下で回るやつ(ジルバ?)が流れるように綺麗で良かった。

・(わざと触れた。かPSか記憶があいまい)曲が終わった後に後ろから照明当てる演出、すごく幻想的で良かったです。

・1曲前のわざと触れた。で「夏が終わって」、MV的に冬イメージのPlastic Smileが来ていて、ここでセットリストから季節の巡りを感じ始めた人もいるのでは。

 

 

映像2:モノローグ

・両公演とも少し話が進んで「いまから会いたい」と互いに駆け出していくパート…だった気がするのですが、Vega公演で生バンドセット(アコースティックギター、キーボード、ドラム&パーカッション)が土台ごとステージに出てきたのを見てしまい「生バンドとは聞いてない!」というのと、内田真礼ちゃんのライブでお馴染みの今井隼さん(通称イマジュン)が出てきた興奮でほぼ忘れました。

・Altair公演ではキーボードだと思っていたところにグランドピアノが出てきて「グランドピアノは聞いてない!」という興奮でこちらも忘れました。男性側がうまく撮れなかった流星群の写真と一緒に「会いたい」ってメッセージを送っていたような気がします。

 

 

~ここからアコースティックパート~

 

M6:キミしきる(全公演共通)

・冒頭のピアノ、重なるアコギとドラム、アレンジもさることながら「生の音、良すぎる………」と感動。Altair公演ではグランドピアノだったので更に音が良く会場が一気に石原夏織の新境地に引き込まれていく感覚があり非常に良かった。

・イントロの途中でセット上部から出てきた夏織ちゃん、Vegaイメージに似た白のドレスを纏っており女神が降臨したかと思うほどに美しかった。

・夏織ちゃんの透き通った綺麗でまっすぐな、それでいて柔らかな声が会場を包み込み、VJの歌詞表示も合わさって世界が夏織ちゃんであふれたかのような空間だった。

・間奏のアコースティックギターソロ、切なくも芯のある音が会場中に染み渡っていて良かった。

・アウトロのピアノも糸のように細くも芯が通った音色で美しく曲を締めており、Vega公演ではこの時点で「今日来てよかった……」と思ったほどに素晴らしいできだった。

 

 

M7:雨模様リグレット(全公演共通)

・アコースティックパートだけど原曲のノリがいいので客席もぱらぱらペンライトを振る人が増えていた印象。ノリがいいけどそもそもアコースティック感のある曲だからそこが強調されて雰囲気に全振りしたアレンジで良かった。

・原曲のストリングスパートをピアノにしていたり、おいしいところでピアノの音が刺さってきて聴きごたえが抜群。そして生バンドのピアノが鳴らすグリッサンドは何回聴いてもゾクゾクするから何回でもやってほしい。2番サビ前から間奏終わりなんかは間隔も短くて果てしなく幸せだった。

・夏織ちゃんの歌い方はアコースティック寄りだけど原曲に近くて、伴奏がシンプルな分、声の伸びがすごくて綺麗な声がこれでもかと聴こえてきて良かった。

・ラスサビ前の「笑顔」でバンド全体がユニゾンする空気感、現場でしか味わえない生バンドの良さ。

 

 

M8-1:天体観測/BUMP OF CHICKEN(カバー枠/Vega昼のみ)

・星テーマカバー枠その1、夏織ちゃんとほぼ同年代なのでこの時代の知っている曲がカバーで歌われると感慨深いものがある。

・過去を振り返るような曲なので、なんとなくノリが良い曲ではあるけどしんみりさせられるところがアコースティックアレンジともマッチしていた。

 

M8-2:星になれたら/Mr.Children(カバー枠/Vega夜のみ)

・星テーマカバー枠その2、正直この曲自体は知らない状態で聴いたものの、所々聞き取れた歌詞がとてもよく「そのうちきっと大きな声で笑える日がくるから」の部分が今の状況に向けた言葉のようで涙腺にきた。

・ライブ後、3/21のデビュー4周年記念インスタライブで「将来自分が思っていた未来に向かって、今の場所もすごく居心地がいいんだけどそこから一回離れて、なりたい自分になっていく。そしてお互い今度なりたい自分になったら笑顔で笑ってまた会えますように」と解釈し、「自分とも共通するし、この時期だからこそ」と話しており、気持ちは2017年3月31日。

 

(お時間あるときにご視聴ください)

 
 
 
 
 
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・この曲が石原夏織の歩き方なのかな。歌い終わったあとの表情がとても優しくて前向きだったのが印象的だった。

 

M8-3:Taste of Marmalade(Altair昼のみ)

・Vega参加者特有の「次はカバー枠」という思い込みを、夏織ちゃんが『おいで~』と言って これ見よがしに後ろに置いてあったお花を纏ったスタンドマイクを自分の前に置き、急にイケボで「聞いてください、Taste of Marmalade」。いやぁ、痺れる。

・Bメロでピアノがアドリブで装飾音を弾いており、生バンドでしか味わえない臨場感と未知感で頭がどうにかなりそうなところにサビ前のピアノグリッサンド、頭どうにかなった。

・曲自体にいわゆる"キメどころ"(サビの2・4拍目、サビ中盤の「止められない」など)が多く、それが生バンドで演奏されると抗えないライブ感が出る。アレンジもアドリブもさることながら、やはり原曲が良い。俊龍、お前がナンバーワンだ…。

・歌っている夏織ちゃんの表情だけではない、流し目や手先の動きで非常に艶っぽく、先ほどまで「おいで~」とスタンドマイクを持ってきた人間と同じとは思えない。歌い終わったあとの微笑みもまた別人のよう、これが石原夏織のすごいところ。

 

M8-4:夜とワンダーランド(Altair夜のみ)

夜公演でしか聞けないと評判の曲が、満を持して登場。本来の曲が持つ疾走感よりやや余裕のある感じ。原曲が"夜の首都高"だとすれば、今回は"夜の海岸線(信号の少ない一般道)"のようなイメージを受けた。(ロマンの無い例えしか出てこない)

・本の朗読のような、語りかけるような夏織ちゃんの歌い方が良かった。

 

 

M9-1:Water Front(Vega昼のみ)

・原曲と楽器構成が似ていたこともあり、ストリングスもいたら最強になっていたであろう隠しボス曲。特に間奏からのピアノがずっとおいしいパートばかりで、テンションが上がる曲ではないが聴いていてテンションが上がる。

・(前略)「どうにでもなれ」の臨場感ハンパなかった…。

 

M9-2:Crispy love(Vega夜のみ)

・個人的にアコースティックパートで一番良かった曲。原曲よりも柔らかく、隣で口ずさむような優しい声。

・間奏のアコースティックギターのソロパートがめっっっちゃくちゃ良かった。暖炉のそばで弾き語りをしてもらっているような、原曲のエレキギターでは絶対に出せないシンプルな音ゆえの切なさと温かさ。玄人の渋さ全開の素晴らしい演奏だった。

・落ちサビ前「キミがいいから ずっと」のあと「Crispy love」の前で一息ブレイク入れたの本当に天才、夏織ちゃんのブレスから始まる「Crispy love」への没入感があまりにも高くて身体に力が入って身を乗り出すくらいの素晴らしさ。この曲だけでも構わないので今後永久に生バンドで演奏してほしい。

 

M9-3:星間飛行ランカ・リー=中島 愛(カバー枠/Altair昼のみ)

・星テーマカバー枠その3、曲名とサビのフレーズだけなんとなく知ってるくらいだったので、サビ前で夏織ちゃんが『キラッ!✨』ってやってるとこ「かわい~~~~」って見てたら終わった(ちゃんとVJにもキメ顔が映っていた)。この曲ガチ勢には申し訳ない。

 

M9-4:君の知らない物語supercell(カバー枠/Altair夜のみ)

・星テーマカバー枠その4、歌詞にベガ・アルタイルが出てくるだけあり、最初に決まったそう。声優ライブに来る層に対して言えばカバー枠の中で一番「誰でも知ってる」曲になるのでは。

・この曲も間奏以降ピアノの独壇場、グランドピアノで聴くこの曲の満足感よ…。

・夏織ちゃんの低い歌声からどんどんトーンが上がっていって最後まで駆け抜けていく時間、プライスレス。

・曲が始まった瞬間に前に座ってた人が文字通り「頭を抱えるポーズ」をしていて良かった。

 

 

M10:キミに空とクローバー(全公演共通)

・アコースティックパートが判明した時点で「この曲をやらないなんて絶対ありえない!」と思い、ようやくアコースティックパートの最後で登場、感無量。

・『心をひとつに合わせましょう!』からの会場全員でのクラップ、バンドのアドリブ音、夏織ちゃんのカウントで始まるイントロ、曲調も相まってさながら春風が吹く青空の下にいるような暖かさがあった。

・2番Bメロから生バンドの本領発揮と言わんばかりにノリノリで演奏してたのが目からも伝わってきて良かった。生バンドはバンドメンバーも楽しそうにしてるのがいい。

・2番サビ前のユニゾンの音、原曲では味わえないその場限りの響きを4公演も浴びられえたのは本当に良い体験だった。毎公演浴びたい。

・間奏に入る前に改めてバンドメンバー紹介とソロパート、これも生バンドの醍醐味。

・最後、クラップに包まれたアウトロと、減速しての締め。ライブ終わったかと思うくらいの満足度と空気。非常に良かった。

・退場するとき白のドレスの裾を上げながらはけていってお嬢さまってくらい気品があった。

 

~アコースティックパートここまで~

 

 

映像3:モノローグ

・雨の中、2人がようやく出会うパート、BGMも壮大になり夏織ちゃんの声と組み合わさると涙腺が緩む。

・Vega公演で好きだった文章は「髪が雨を吸う」、Altair公演は「僕の願いは、君の願いが叶うこと」

・2人の出会いを描いているものの、原曲の「夏織ちゃんとファンの関係」も随所に見られる素敵なモノローグだった。

 

 

M11:Page Flip(全公演共通)

・この曲のVJで今までのライブ映像をダイジェストで流してくるの、完全に泣かせにきてる。まさに「束ねられない程の思い出 最初の頃はもう懐かしい」

・間奏で今までの曲の振り付けを順番に組み合わせて踊っていて、更に後ろにダイジェスト映像の続きが流れてきて、情緒壊れる。

・過去のライブダイジェスト映像を使う演出、昨年内田真礼ちゃんのライブ「FLASH FLASH FLASH」のオープニングで見ており「これは槇さん発案かな」などと思ったり…(槇さんは夏織ちゃんと真礼ちゃんのライブやイベントで舞台監督をされている)。

 その際は1st LIVEから直近のオンラインライブまでのダイジェストからライブタイトルの「FLASH FLASH FLASH」が刻まれる演出で、「過去の経験を基にいま新しいライブが始まる」という印象の演出だったが、今回のPage Flipは「今までの私があって今私はここで歌うことができているんだ」という感謝のような気持ちを感じた。感謝したいのはむしろ私たちで、夏織ちゃんがここまで歌い続けてきてくれたことがどれだけ助けになったのか分からない。本当にありがたい。

 

 

M12:虹のソルフェージュ(全公演共通)

・この曲が始まると客席のペンライトがバラバラになるの本当に好き。

・Altair昼公演で2番サビ終わりくらいから少し声が詰まってきて「きっと誰より臆病で」あたりから夏織ちゃんが涙を流しながら歌っていて、つられ泣きしてしまった。

 その後、Altair夜公演でも同じところで声が詰まって、多分"昼公演で泣いちゃったから夜公演は泣かないように"と思ってのことか、上を向いて涙を流さないようにしてたけど、やっぱり泣いてしまって、昼も同じ光景を見たはずなのにまたつられ泣きしてしまった。歌いながら泣かれるとどうしてもつられてしまう。

・泣いた後、笑いながら最後まで歌う夏織ちゃんはとても綺麗で、歌い終わってスポットライトに照らされる夏織ちゃんはとても美しかった。

 

 

M13:Starcast(全公演共通)

・メインのセットリストに入っていて本当に良かった…。(アンコール前提でセットリストが組まれているとアンコール呼び出し中の時間で今までの空気が切れてしまうので。)

・夏織ちゃんはダンスよりも歌唱寄りで、ダンスは夏織ダンサーズ4人が出てきて補完していた印象。後ろの照明が星のように配置されていたのが良かった。

・ライブそのものがStarcastをなぞっていることもあり、「今日のライブはよかったなぁ…」と歌詞を聴きながら思い返すこともでき、非常に素晴らしいライブの作りだと感じた。

・Altair公演は前の曲で泣いたこともあってか、Vega公演であった声の固さというか緊張が取れておりあまり無理のない夏織ちゃんの声そのもので歌えていたような感じを受けた。Altair夜公演のStarcastが一番良かった。

・ここまでのセットリストでだんだん季節が巡っていくようなところが「何度季節が変わっても橋を架けるよ」に帰結していて非常に良い。

 

 

~メインセットリストここまで、以下アンコール~

 

 

EN1-1:empathy(Vega昼夜のみ)

・-winter alone ver.- ばかり記憶に残っていて原曲を一瞬失念してしまうやつをやってしまった…。

・この曲も歌詞に空が入っているので、惜しくもメインに入れられなかったのかなと思ったり。

・アンコール入ったらもう織姫と彦星が離れたあとになってる構成、すごい。

 

EN1-2:Ray Rule(Altair昼夜のみ)

・イントロのピアノで「誰がアンコールでダンス曲のRay Ruleが来ると思うよ……」と会場中そんな反応でどよめいていた。

・VJはかっこよく歌詞が流れる映像、夏織ちゃんもアンコール衣装(ライブT)だったのでさすがにダンス無しかな、と思って見ていたら間奏でVJに夏織ちゃんが映って片手にマイクで踊り始め、いつものライブで見るVJを半透明にして夏織ちゃんの映像に重ねて疑似的にダンスステージを演出していて痺れた……。

・間奏が終わりそのまま片腕マイクのまま歌って踊り続ける夏織ちゃんに、落ちサビからは歌詞のVJを重ねてくる演出、曲も相まってめっちゃくちゃにかっこいい。

・夏織ちゃんが踊ってないときでも客席側で何人も夏織ちゃんくらいRay Rule踊ってる人いて面白かった。

 

 

EN2:Cherish(全公演共通)

・2022/4/27発売の新曲をフルバージョンで初披露。

・イントロのベースでテンションが上がる、一定間隔で差し込まれるブレイクの音で夏織ちゃんがいろんな動きや表情をするのがとてもかわいい。

・夏織ダンサーズのうち1人だけと踊る振り付けがあり、ライブのたびにジャンケンで誰が夏織ちゃんと踊るかを決めたそう、夏織ちゃんの奪い合い。

・MVでは出てこないダンサーズを絡めたライブ限定の振り付けがあったらしく、MVとライブBlu-ray/DVDの見比べが楽しみになる。あれだけカメラの台数を入れて撮影したライブBlu-ray/DVD、早く発売してほしくもあり、最高に輝いているアングルをじっくり探してほしいという気持ちもあり、もどかしい。

・イントロのベースが落ちサビ前とアウトロでも流れるので何回でも頭を左右に振りたくなる曲だった。

 

 

EN3-1:Face to Face(Vega昼のみ)

・やっぱり最後はこれだ!の安定感、王道というべき選曲。

・アンコール1曲目で離れて、2曲目でまた会いたい気持ちを歌っていて「これから」を想像させる巧い後語りのアンコールだった。

 

EN3-2:半透明の世界で(Altair昼のみ)

・アンコールでRay Ruleやったあとに来る曲じゃない!!みたいな嬉しいどよめきが自分の席から聞こえた範囲では一番大きかった。

・正直メインセットリストで「男性らしさ」「女性らしさ」の表現はやりきったものと思っていたのでアンコールでもその色を出してくると思わなかったし、それが蛇足にならない気持ちのいい空気で終わらせているところは本当に今回のライブ作りが上手いことを証明している。

 

EN3-3:You & I (Vega夜・Altair夜のみ)

・Vega夜公演では「昼のアンコール2曲目がFtFだったし夜も…」「ここでBlooming Flowerでは…」のような空気でペンライトを黄色に変えて準備していた人が多かったが、夏織ちゃんの『You & I !』の言葉で「「「!!?」」」となっていた人があまりにも多く、夏織ちゃんもそれを認知していた様子(3/21のインスタライブ参照)。

・Altair夜公演では6/19のFCイベント発表からUntitled Puzzle待機(?)も合わさり黄色と白が多かった印象。結果的にまたみんな「「「!!?」」」って反応で良かった。

サビの「Question Question/友情?愛情?/表情 感情」のフレーズで全員跳んでて「揺れる You & I ~」から全員クラップしてて最高に楽しい空間だった。(主語がでかい)

・「女性らしさ」の曲かと思えば、聴き方によって「お互いのことを描写している曲」だから、VegaでもAltairでも採用されたのかな、などと考えたり。個人的には最後に楽しく終われればなんでもいいので(流れってもんがあるので何でも良くはないですが)、仮にちょっとくらい解釈違いでも全然いいかな。今回は100%解釈一致で楽しかった。

・この曲アニサマで生バンド演奏してほしい。

 

 

EN4:Sunny You(Altair夜のみ)

・「千秋楽だからもう一曲やっちゃうよー!Sunny You!」は分かりすぎてる…。最近のライブはダブルアンコールの概念というか、「もう一回!」が発声できないがゆえにアーティスト側が終わらせて終演アナウンス、という流れが定着していたのでアーティスト側が疑似的にでももう一曲追加してくれたのはとてつもなく嬉しかった。

・星(夜)で終わったライブの本当の最後に太陽の曲を入れてくる流れ、見事というほかない。

 

 

 

【総評みたいな雑記】

満点が100点だとしても10,000,000点と言えるくらいの作り込み、声が出せないデメリットやストレスを感じさせない構成、終わったあとの充実感と爽快感、本当に素晴らしいライブだった。

"1曲目は何でしょう?"キャンペーンも、それぞれが夏織ちゃんの曲を今一度よく考えて聴く機会になったものと思う。

1公演でメイン13曲+アンコール3曲、日替わり曲全体で+12曲、千秋楽で更に+1曲、同じ月内で4公演29曲も歌うの、本当にすごい…というかヤバいと思う。

相当練習したのは想像に難くないが、そもそも企画段階で「この構成でやる」を通した石原夏織ちゃんがやばい。VegaとAltairでセットが左右逆転していたり、アコースティックパートのメンバーが変わったり、普段のライブで覚えることを2回分近く覚えることになるし、人を集めづらいこの状況で満足にリハーサルができたのかも分からない。

その中で、Vega・Altairともに想像を超えるライブを創りあげたことには賞賛と感謝の気持ち以外なく、夏織ちゃん本人はもちろん周りのポニーキャニオンスタッフや関係者の方も「良いものを創る」一心でこの「Starcast」というライブに臨んだものと思う。

特に新しい試みのアコースティックパートは今後のライブでも絶対にやってほしいくらいの完成度で、このまま続ければアーティストとして夏織ちゃんが伸びていくのではないかと感じるほどだった。

(そのまま全編生バンドでライブをしてほしい、というのは個人の願望として。)

細かな歌詞の間違えなどはあったが、些事と思わせるほど終わったあとの充実感と爽快感はこれまでで一番大きかった。

石原夏織 LIVE 2022「Starcast」-Vega- -Altair-、星をテーマにし、空・天気・季節と様々な要素を絡めた1度では味わいきれない素晴らしいライブを見せてくれたアーティスト・石原夏織のこれからがさらに楽しみになる、そんなライブだった。

 

好きなマンガの中で『自ら輝く…「星(スター)」になったんだ。』というセリフがある。

神のみぞ知るセカイ 第2巻 FLAG.10 Shining Star)

夏織ちゃんはカバーで「星になれたら」を歌っていたが、もう夏織ちゃんはステージで光り輝く星になっていて、そんな夏織ちゃんを見に来た私たちは、さながら天体観測をしに集まったよう。

天体観測。じっと星だけを見に来る人もいれば、友人とのキャンプで星を見る人もいるだろう。

同じ場所で、同じ星を見に集まった同士として、ある程度のマナーは守りつつ、他人を排除せず、それぞれが思い思いの天体観測をできたらいいのではないだろうか。

そんなことも思わせられるライブだった。

 

8thシングル「Cherish」、初めてのFCイベント、まだ見ぬ3rdシングル、野外ライブ…は願望だが、止まることのないアーティスト・石原夏織のこれからを明るく照らす大きな分岐点になったことは間違いない。

 

星になった石原夏織がこの先どう輝いていくのかを楽しみにしながら、ひとまず なかなか進まないエルデンリングをプレイしよう。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

石原夏織ちゃんのオタクではないのにこれを最後まで読んだ人は石原夏織ちゃんを好きになる才能があるのでとりあえずFCに入ってFCイベントに来ましょう。

ishiharakaori-fc.com